Noboru Hama/浜 昇
“VACANT LAND 1989” 2021/07/03 - 2021/07/16 12:00 - 20:00 会期中無休 / DAILY OPEN

sns6-07 ※7/14(水)はトーク収録のため、15時でクローズ致します。

この度、photographers’ galleryでは、企画展として浜昇写真展「VACANT LAND 1989」を開催いたします。
浜昇は、日本がバブル景気のまっただなかにあった1989年前後の3年にわたって、地上げや再開発などによって虫食い状態となった東京の神田・四谷・新宿の「空地」を記録し、2007年に全953点の写真を収めた『VACANT LAND 1989』(photographers’ gallery)を刊行しました。その後も浜は、2017年さがみはら写真賞を受賞した『沖縄という名』(ソリレス書店、2017年)や、1989年の昭和天皇の国葬当日とその前後の東京を記録した『斯ク、昭和ハ去レリ』(ソリレス書店、2019年)を刊行するなど、精力的に活動を続けています。
本展では、写真集『VACANT LAND 1989』に収録された写真953点すべてのプリントを、一挙に展示いたします。いまあらためて、国家と資本の論理が社会に歪みをもたらした時代のさなか、浜が記録し、『VACANT LAND 1989』の中に残した写真を再考する場として本展を企画いたしました。ぜひ、ご高覧ください。

バブルが崩壊して30年が経ち、いまだその後遺症が社会を蝕んでいる。コロナ禍でより一層あからさまに白日のもとに曝け出されたこの国のダメさ加減にはただただ呆れるばかりだ。明治維新(そんなものはなかった?)以来の富国強兵、産業殖産、脱亜入欧の大団円がバブルとその崩壊であり昭和の終わりだったとすれば、いまは一体どこへ行こうとしているのだろうか。いやいや下手なところへ行くくらいなら何処にもいかずに留まっていてくれるほうが無難というものか。ステイホームでじっくり過去を振り返りほじくり返してみるのもいいだろう。ベランダのプランター水やり忘れずに。

浜昇

展示内容/インクジェットプリント、297×210 mm、953点


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  • 案内状
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トークイベント(オンライン配信)

浜昇×中谷礼仁(建築史・早稲田大学創造理工学部建築学科教授)
司会:衣笠真二郎(編集者・ソリレス書店)
※詳細は追って当ギャラリーWebサイトにてご案内いたします。


浜昇写真集「VACANT LAND 1989」
A4判変形/函入/1012頁 (掲載写真953点)
500部限定
発行:photographers’ gallery
発売:2007年11月
定価:15,000円+税
https://pg-web.net/shop/pg-publishing/noboru-hama-vacant-land-1989/
1989_2001


浜昇 Hama Noboru

1946年東京生まれ。早稲田大学卒業。1975年、ワークショップ東松照明教室に参加。1976年、ギャラリー 「PUT」を設立。1987年、出版社「写真公園林」を設立。「今日の写真・展77」、「ぬじゅんin沖縄・大和展」、「79-80写真はいま…展」、「琉球烈像―写真で見るオキナワ」、「写真0年 沖縄」、「沖縄という名」ほか、個展・グループ展多数。 2007年、第20回写真の会賞受賞。2017年、さがみはら写真賞受賞。写真集に『フロムスクラッチ』(写真公園林、1990年)、『VACANT LAND 1989』(photographers’ gallery、2007年)、『沖縄という名』(「シマ それ自身の終わりなき時へ」、「Positions 1969-1988」、「かなたへの海」による全3巻、ソリレス書店、2017年) 、『斯ク、昭和ハ去レリ』(ソリレス書店、2019年)。