Art Critique No. 3

Art Critique No. 3

Art Critique No. 3

¥1,760

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〈Content〉

注目の美術家・石川卓磨の新作「quarter」、そしてインタヴューを掲載。写真とテキストによる独自の表現。インタヴューでは、シャルダン、スーラ、映画をつらぬく写実の問題を語る。

矢野静明×上田和彦、二人の画家によるロング対談を掲載。フランシス・ベーコンなどを題材に、「動くもの」としての絵画のポテンシャルを探る。
思想史家の王寺賢太のロングインタヴューを掲載。ミシェル・フーコーのカント論をきっかけに、人間の自由の可能性を問う。
(版元ウェブサイトより)

現在、写真展を開催中の、田代一倫《はまゆりの頃に》シリーズについての批評が掲載されています。

目次
[作品&インタヴュー]
quarter /写実のたたかい――シャルダン・スーラ・黒|石川卓磨

[対談]
絵画を動かす――ベーコン―ステラの肯定性|矢野静明× 上田和彦

[エッセー]
楕円状の放物線――寓意をめぐる小考|松本潤一郎
人間の終焉と「類似」――模倣の政治経済学・序|大黒弘慈

[論考]
エレクトロニック・エコロジーズ――デーヴィッド・チュードアの電子音楽における複数の自然=性分|中井悠

[インタヴュー]
私たちはいつでも逸脱できる――フーコー『カントの人間学』の射程|王寺賢太

[論考]
政治・アーキテクチャ・憲法――アクチュアルな思想史のために|上野大樹

[批評]
スペクタクルに背を向けて――田代一倫《はまゆりの頃に》について|甲斐義明
理解/不理解の境界線――村川拓也『ツァイトゲーバー』|藤原央登
建築の「たしかさ」について――山田紗子による「生きるための家」|櫻井拓

[漫画]
パサージュのイーナ――1:知と悦楽の友|内村尚志 (ベンヤミン『パサージュ論』の漫画化)


「ART CRITIQUE」no. 3 散逸のポエティクス
A5判/並製/200頁
発行日:2013年1月31日
価格:1,600円+税