大島は2015年の個展「濡れた光景」以降、自身の写真作品や雑誌の切り抜きにペイントやコラージュを施した平面作品、電化製品やダンボールなど身近にある素材を使った立体作品を制作・発表してきました。さらに近年では映像作品を発表するなど、表現手法は多様に展開しています。また同時に、会期中のギャラリーを制作スペースとして使用・公開し、作品を増殖させていくようなインスタレーションも継続的に行っています。

本展では今年1月に開催した個展「再生▷」に引き続き、実風景の映像に、自身が描いた絵や友人との会話や街の喧騒といった様々な音を組み合わせた映像作品を発表します。映像の中の風景は次々と切り替わり、ときには歪められ、ときには音や絵が幾重にも重ねられ、バラバラの映像・音・絵は奇妙に関連し合い、独特な感情を呼び起こします。
また会期中、ギャラリーを制作スペースにした公開制作も行います。ぜひ、ご覧ください。

■展示内容
映像　9分12秒 /KULA PHOTO GALLERY
公開制作/photographers’ gallery