Naonori Oshima/大島 尚悟
“滲んだ景色” 2017/04/11 - 2017/05/07 12:00 - 20:00 会期中無休 / DAILY OPEN

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大島尚悟は2011年の初個展以来、友人や都市の風景など身近なものを撮影し発表してきました。作品はカラーと白黒が混在し、ピントが合ったものからブレたものまで、また壊れたカメラによって光モレを起こした写真など様々な描写を見せており、身近な光景を通して作家の揺れ動く意識が垣間見られてきました。一方で、絵画作品の制作にも取り組んでおり、自身の写真作品や雑誌の切り抜きに彩色をした作品、またそれらの断片を使ったコラージュ作品を発表しています。2015年には作品集『濡れた光景』(KULA)を発行しました。大島は制作に際して「日常のなかで、ふっと湧いてくる不安や焦燥、欲情のようなものと似た感覚がよぎる」と言います。
街の景色を大胆に色で覆ったり、風景に脈絡のない眼のモチーフを描くなど身近な光景を奇異なものへと変貌させることによって、人が抑圧しがちな意識を不可解でときにユーモラスな様相で、立ち現そうとしているのかもしれません。
本展は写真や雑誌の切り抜きに彩色をした作品、コラージュ作品の新作を展示いたします。
 
▼展示内容
photographers’ gallery/ 印画紙、レーザープリント、インクジェットプリント、雑誌の切り抜きにアクリルペイント、コラージュ 36点
冊子(手製)16点
KULA PHOTO GALLERY/ 木製パネルにアクリルペイント、コラージュ 9点


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会場風景

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