角田奈々企画展 Vol. 2“意識” 角田 奈々 “姉妹”/大島 尚悟 “Untitled” 2018/10/10 - 2018/10/21 12:00 - 20:00 会期中無休 / DAILY OPEN
本展は、福岡出身の角田奈々が主体となり九州出身の若手写真家を中心にテーマを変化させながら継続的に開催する企画展です。第1回目は2016年7月に「土地を紡ぐ」展として6名の作家によるグループ展を福岡で開催し、同年9月には、photographers’ galleryで巡回展を行いました。第2回目となる本展では角田とともに、佐賀県出身の大島尚悟がphotographers’ gallery ・ KULA PHOTO GALLERYでそれぞれの作品を発表します。
角田は2006年から自身の母親を撮影し、女性の生き方に着目してきました。折々に発表されてきたその作品は、年月を経るとともに、母親の姿だけでなく、撮影者であり娘である角田との関係が変化していく様子も垣間見られます。本展では、これまで独身で生活を送ってきた伯母に目を向け、2018年5月に脳出血で倒れ入院した後の伯母と、その妹である母を撮影した作品を発表します。
一方で、大島は2011年の初個展以来、都市の風景や親しい友人を被写体とし写真作品を発表してきました。近年では自身の写真や雑誌の切り抜き、電化製品や段ボールなど身近にある様々な物を取り入れており、ペイントやコラージュの手法を用いながら、素材そのものを大胆に用いた作品を発表しています。「制作時には、目の前にある物から普段は抑えている意識が引き出されるような感覚がある」と大島は言います。
一見、重なりようのない二人の作品は、いずれも自身のアイデンティティへの疑義に関心が向けられており、伯母と母という姉妹の関係や、日常にある物を通して、自己と向き合う事の複雑さを感じさせるでしょう。ぜひ、ご高覧ください。
角田は2006年から自身の母親を撮影し、女性の生き方に着目してきました。折々に発表されてきたその作品は、年月を経るとともに、母親の姿だけでなく、撮影者であり娘である角田との関係が変化していく様子も垣間見られます。本展では、これまで独身で生活を送ってきた伯母に目を向け、2018年5月に脳出血で倒れ入院した後の伯母と、その妹である母を撮影した作品を発表します。
一方で、大島は2011年の初個展以来、都市の風景や親しい友人を被写体とし写真作品を発表してきました。近年では自身の写真や雑誌の切り抜き、電化製品や段ボールなど身近にある様々な物を取り入れており、ペイントやコラージュの手法を用いながら、素材そのものを大胆に用いた作品を発表しています。「制作時には、目の前にある物から普段は抑えている意識が引き出されるような感覚がある」と大島は言います。
一見、重なりようのない二人の作品は、いずれも自身のアイデンティティへの疑義に関心が向けられており、伯母と母という姉妹の関係や、日常にある物を通して、自己と向き合う事の複雑さを感じさせるでしょう。ぜひ、ご高覧ください。
角田奈々 “姉妹”/photographers’ gallery
展示内容 インクジェットプリント、12点
大島尚悟 “Untitled”/KULA PHOTO GALLERY
展示内容 マットレス、ミクスドメディア、3点©︎Naonori Oshima
展示内容 インクジェットプリント、12点
大島尚悟 “Untitled”/KULA PHOTO GALLERY
展示内容 マットレス、ミクスドメディア、3点