Naoki Ohji/王子 直紀
“吐噶喇・川崎” 2020/06/06 - 2020/06/30 12:00 - 20:00 会期中無休 / DAILY OPEN

【営業再開のお知らせ】Reopening
緊急事態宣言の解除に伴い、6月6日(土)より営業を再開いたします。
休止となっていた王子直紀写真展「吐噶喇・川崎」は6月30日(火)まで会期を延長して開催いたします。
会期中は13:00-19:00の短縮営業となりますのでご注意ください。
また、感染状況の変化などにより変更がある場合は、前日までにギャラリーウェブサイト、メールニュース、SNSなどでお知らせいたします。
ご不便をおかけいたしますが、なにとぞご理解をいただけますようお願い申し上げます。

Notice: Reopening
We will be reopening from Saturday, June 6 due to the lifting of the state of emergency.
Naoki Ohji’s photo exhibition “Tokara / Kawasaki” will be extended until Tuesday, June 30. Please note that gallery opening hours will be limited from 13:00 until 19:00.
We will announce any changes to the exhibition schedule by the previous day on the gallery website, email newsletters, and SNS.
Thank you for your understanding.

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本展では、鹿児島県吐噶喇(トカラ)列島と神奈川県川崎市にて撮影された作品を展示致します。吐噶喇列島は、九州と奄美・沖縄に挟まれるかたちで点在する有人7島と無人5島の島々で構成されています。終戦後に北緯30度線が国境線となり列島が分断されたのち、1952年に本土復帰を果たしています。2016年には領海保全を目的とした有人国境離島法が成立するなど、個々の暮らしがいまもなお政治情勢に左右され続けている場所でもあります。王子は2007年に初めて吐噶喇列島を訪れ、それ以来、この島々での撮影と発表を続けてきました。そして、川崎市は王子が活動の最初期から現在に至るまで長年にわたって撮影を続けてきた場所です。王子はこれまで厖大な量のスナップショットを撮り続けることで、川崎と吐噶喇列島という場所に関わってきました。場所をあからさまに象徴するようなものが写されることはなく、人間や動植物、看板や建物などがてらいなく真正面からとらえられていたり、ブレやボケをともなって写されています。
それらの写真は、どこか馬鹿馬鹿しさや滑稽さ、ときには寂しさや機知を感じさせると同時に、その場所に触れさせられたような感覚をあたえることもあります。王子にとってスナップショットは、川崎・吐噶喇という場所を、象徴的ではないものを大量に撮るなかで立ち現そうとする試みなのです。
また、本展に合わせ小冊子『吐噶喇』、『川崎』を刊行致します。
あわせてぜひ、ご高覧ください。

【展示内容/インクジェットプリント約20 点】

◎新刊のご案内
【3月29日発売】
『吐噶喇』A5判変形/カラー24頁/900円+税
『川崎』A5判変形/モノクロ32頁/900円+税
発行:KULA 発売:photographers’ gallery
▼ご注文・詳細
https://pg-web.net/shop/pg-kula/kawasaki1/
https://pg-web.net/shop/pg-kula/tokara1/


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