Kota Kishi/岸 幸太
“ガラクタと写真” 2014/01/20 - 2014/02/02 13:00 - 19:00 会期中無休 / DAILY OPEN

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岸幸太は2005年から東京の山谷、横浜の寿町、大阪の釜ヶ崎を繰り返し撮影し制作をしてきました。「人への興味は、その人の持つ傷、見た目から始まる」と岸が語るように、人が持つ、見ることを躊躇してしまう傷や、無視してしまう生を見続ける姿勢はこれまで一貫しています。2011年には、『The books with smells』として、撮った写真を新聞紙に刷り出す公開制作を行い、2012年には、『Barracks』として、撮影地で配られるビラや文庫本のページ、紙ヤスリなどに撮った写真をプリントし、拾い集めた廃材、トタン板やプラスチック容器、床材などに貼り付けて発表しました。ストレートに印画紙に引き伸ばして展示するだけでなく、物質性の際立つ材料を組み合わせるなど、表現の手法に広がりが見られます。使用する材料となる新聞紙や廃材、ビラなどは慎重にひとつひとつ選びとられ、同じ街を常に意識する作者の意思を感じる物ばかりです。そして同じ街を繰り返し撮影するとともに、物と物とを切っては貼って組み立てるように制作することをも自らの方法論としていくかのようです。

本展は2つの会場を使用し、KULA PHOTO GALLERYでは新作を含む『Barracks』として発表された作品の画像を藁半紙に刷り出したものが展示されます。photographers’ galleryでは作家本人による手作り冊子『ガラクタと写真』の制作が行われます。イメージを刷り出し、切っては綴じて出来上がっていく、あるリズムを感じさせるような制作過程を連日ご覧いただけます。
上質紙に比べ白色度の劣る粗末な藁半紙に刷り出されたイメージは淡く軽やかに見え、画像の中の廃材やプリントされたモノクロームの長靴や布団、バナナの皮さえも不思議な輝きを放っています。ぜひ、ご高覧下さい。

展示内容/藁半紙によるインクジェットプリント、257×364ミリ、約15点

▼手作り冊子『ガラクタと写真』 
  B4判変形/カラー 価格:2000円(税込)


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展示風景

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