Kota Kishi/岸 幸太
“ガレキハウス伊江島” “ベトナム通りの” 2017/07/04 - 2017/07/20 12:00 - 20:00 会期中無休 / DAILY OPEN
岸幸太は、2005年から東京の山谷、横浜の寿町、大阪の釜ヶ崎を繰り返し撮影し制作をしています。「人への興味は、その人の持つ傷、見た目から始まる」と岸が語るように、見ることをも躊躇させるような傷や、無視してしまう生を見続ける姿勢は一貫しています。近年では継続して撮影している場所を離れ、福島県の海岸部に打ち上げられた流木やガレキを使用し制作した『GAREKI Heart Mother』、兵庫県神戸市を訪れた『長田に行く』など、表現手法も広がりを見せています。
photographers’ galleryでは、沖縄県国頭郡伊江村に行き、制作された『ガレキハウス伊江島』が発表されます。『GAREKI Heart Mother』と同じように海岸に打ち上げられた流木や浮き、ペットボトル、また作者が持参した青い布などを用い、伊江島の植生を利用しながら各地で制作されています。伊江島の自然の中に突然作られたこのガレキハウスは、赤や青のカラフルな色とともに姿、形から、時に作者のユーモアを感じさせながら、見る者を静かに魅了します。
photographers’ galleryでは、沖縄県国頭郡伊江村に行き、制作された『ガレキハウス伊江島』が発表されます。『GAREKI Heart Mother』と同じように海岸に打ち上げられた流木や浮き、ペットボトル、また作者が持参した青い布などを用い、伊江島の植生を利用しながら各地で制作されています。伊江島の自然の中に突然作られたこのガレキハウスは、赤や青のカラフルな色とともに姿、形から、時に作者のユーモアを感じさせながら、見る者を静かに魅了します。
KULA PHOTO GALLERYには、沖縄県沖縄市知花で毎週土、日にフリーマーケットが開催される通称・『ベトナム通り』を歩き、そこに売られている物、またその通り沿いに打ち捨てられた物を撮影した写真が並びます。バナナや服、聖書、何かの工具など、一見ガラクタのようなものが並ぶ、文字通りの蚤の市。草木が生い茂る通り沿いに忘れられたかのようにあるソファ、サッカーボール、おもちゃのロボット、炊飯器等。なんでもないような物が放つ不思議な魅力がつぶさに捉えられています。
▼展示内容
photographers’ gallery/ピグメントプリント、14点。
KULA PHOTO GALLERY/ゼラチンシルバープリント、12×16インチ、15点。