Kota Kishi/岸 幸太
“ひなた、彼方” 2016/03/15 - 2016/04/03 12:00 - 20:00 会期中無休 / DAILY OPEN

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岸幸太は 2005 年から東京の山谷、横浜の寿町、大阪の釜ヶ崎を繰り返し撮影し制作をしていま す。それらの制作は、『傷、見た目』、『もの、しみる』、『釜ヶ崎-ひなた、彼方』のようにストレートに 印画紙に引き伸ばしてプリントするものから、『The books with smells』のように新聞紙に写真を刷り 出すもの、『Barracks』のように撮影地で配られるビラや文庫本、紙ヤスリなどに写真を出力し、拾い 集めた廃材、トタン板やプラスチック容器、床材などに貼り付けるものまで、表現手法の広がりをみ せながら続けられてきました。 「人への興味は、その人の持つ傷、見た目から始まる」と岸が語るように、見ることをも躊躇させる ような傷や、無視してしまう生を見続ける姿勢は一貫しています。
本展は、大阪の釜ヶ崎を撮影した新作が発表されます。岸の写真は、トタン板のある風景や手 書きの貼り紙、路傍の人などが写されています。ことさら何かを主張するわけではないですが、とも あれこの街に存在している人やものばかりです。ストレートに印画紙に引き伸ばされたプリントと、 スポンジで印画紙に直接、現像液を塗布しプリントされたもので構成されます。
ぜひ、ご高覧下さい。

展示内容/ゼラチンシルバープリント、457×560ミリ、ロール紙、25点。


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会場風景

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