Naonori Oshima/大島 尚悟
“O.N. Affect Memory” at photographers’ gallery 2013/09/24 - 2013/10/20 13:00 - 19:00 会期中無休 / DAILY OPEN

Naonori Oshima-1

佐賀で育った私は、東京は刺激的で飽きることなく過ごせ、新しい世界が常に広がり続ける場所だと思っていた。子供の頃から感じていた言葉に出来ない寄る辺なさを埋めるものが、都会にはあるのだと期待感を持っていた。私は地方の大学を卒業後、就職先が決まらないまま意を決して上京した。その後、間も無くして小学生の頃に将来の夢で書いたサラリーマンになった。社会に馴染むよう、自分なりに頑張って仕事に明け暮れた。20代半ばにさしかかり、仕事と都会の生活に慣れた私は、幼馴染と大学時代の友人に呼びかけ、横浜駅の程近くにマンションを借り、共同生活を送り始めた。それは、とても気ままな楽しい暮らしだった。その生活を始めて五年が過ぎた頃、幼馴染は体調をくずし帰郷し、大学の友人は恋人と同棲をする事になった。私は都内で一人住まいをする事にし、共同生活を終えた。しばらくして、久々に横浜を訪れた。小雨の降る中、夜のみなとみらい地区を歩いていると、高層マンションの部屋の灯りが、以前より綺麗に目に映った。雨粒が強くなり始めた頃、私はカメラのシャッターを押した。

大島尚悟
展示内容
photographers’ gallery / レーザープリント 446mm×320mm、53点 インクジェットプリント、892mm×640mm、4点 
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展示風景

会場写真01
会場写真02