Mariko Takahashi/高橋 万里子
“人形画” at Kula Photo Gallery 2013/09/24 - 2013/10/20 12:00 - 18:00 会期中無休 / DAILY OPEN

takahashi2013
高橋はここ数年にわたって、白い壁をバックに人物や人形、植物や剥製等を、あえかに撮影する「月光画」シリーズを制作・発表してきました。中でも人形は重要なモチーフであり、照明やピントの微妙な調節により、人間と人形の間を漂う不確かなものとしてその存在を写真にとらえ、心のゆらぎや意識の襞を投影してきました。
今回は、その人形の写真を元に、顔を細やかに描き、衣装をコラージュし、背景を着彩するという今までとは違った複合的な手法で像をつくりあげています。
民族衣装の少女人形が、生っぽい絵の具の色で顔を描かれ、派手な柄を纏い、黒バックに少しずつ角度を変えて繰り返し強迫的に浮かび上がる様は、不気味でありながら、不思議と朗らかなユーモアも漂います。
手遊びから生み出されたような人形の姿は、これまでの作品に通じるひとり遊びのような閉じられた世界を内包しています。しかし同時に高橋は、小さくとも確かなかたちとしてその存在が外の世界に立ち現われることを手探りし、新たなイメージの輪郭をつかもうとしているようです。

展示内容
ミクストメディア(紙・アクリル絵の具・色鉛筆・雑誌・木製パネル)
297mm×210mm×20mm/約15点


展示風景

人形画会場左
人形画会場右