Takuro Yoneda/米田 拓朗
“石の国” 2018/05/22 - 2018/06/10 12:00 - 20:00 会期中無休 / DAILY OPEN

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四方を山で囲まれた甲府盆地に流れる笛吹川は、夏には豊かな流れが川筋を大きく変化させ、大小さまざまな石を運んできます。そして冬には野焼きが行なわれることもあり、生い茂る草や水流に覆われていた石が姿を現します。川底に沈んでいたり、土になかば埋もれていたり、川岸に打ち上げられていたりと、その姿かたちはさまざまです。
本展で発表される写真は、そうした笛吹川をはじめとする甲州街道沿いの川や道々に転がっている石です。これらの石はみな、とりわけ特徴的な形をもつわけでもなく、何の変哲もないものばかりです。
川の石は、どこから流されてきたのかも、そしてどのようにして今ある形になったのかも定かでありません。また道々の石も、どういったいきさつでそこに転がっているのか分からないものばかりです。米田が撮影する石はどれも、元をただすことが叶わず、まるで過去もしくは未来から唐突に目の前に届いたかのような、目が離せなくなる不思議な存在感を放っています。

*展示内容/インクジェットプリント、約20点


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