掲載紙:『photographers’ gallery press no.12』中国新聞 2015年1月4日朝刊
『中国新聞』2015年1月4日朝刊文化面にて『photographers’ gallery press no.12』の書評が掲載されました。八角聡仁氏(近畿大学教授)によるご寄稿文です。ぜひご一読ください。
《「言葉失う」経験を刻む》
何が起きたのかも分からない茫然自失の混乱のなかで、逡巡を重ねながらシャッターを押す身体の震え、その微小な身ぶりによって「失語」の状態そのものが記録されたという奇跡にあらためて驚くこと。(…)被爆の当事者による「爆心地の写真」から歴史を掘り起こそうとする本書の企図はそこにまず定位されるだろう。(八角聡仁)
『photographers’ gallery press no.12』
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