Naoki Ohji/王子 直紀
“吐噶喇・川崎” 2021/01/11 - 2021/01/31 12:00 - 20:00 会期中無休 / DAILY OPEN

【営業時間変更のお知らせ】
新型コロナウイルス感染拡大の影響を鑑み、安全確保および感染予防の観点から、1月11日からの王子直紀写真展「吐噶喇・川崎」会期中は以下のとおり営業時間を変更いたします。

■変更後の営業時間 12:00-18:00

今後の政府および自治体の協力要請などにより急遽変更が生ずる場合があります。
通常営業での再開および以降のスケジュール変更につきましては、随時ギャラリーウェブサイト、メールニュース、SNSなどでお知らせいたします。ご不便をおかけいたしますが、なにとぞご理解をいただけますようお願い申し上げます。

Notice: Temporary changing of business hours
We will shorten business hours during current exhibition Naoki Ohji “Tokara / Kawasaki” from January 11th due to the spread of the new coronavirus, in terms of safety and infection prevention.

Business hours: 12 – 8 pm Daily Open

If there are any changes, we will announce on the gallery website, email newsletters, and SNS.

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本展では、鹿児島県吐噶喇(トカラ)列島と神奈川県川崎市にて撮影された作品を展示いたします。吐噶喇列島は、九州と奄美・沖縄に挟まれるかたちで点在する有人7島と無人5島の島々で構成されています。終戦後に北緯30度線が国境線となり列島が分断されたのち、1952年に本土復帰を果たしています。2016年には領海保全を目的とした有人国境離島法が成立するなど、個々の暮らしがいまもな お政治情勢に左右され続けている場所でもあります。王子は2007年に初めて吐噶喇列島を訪れ、それ以来、この島々での撮影と発表を続けてきました。そして、川崎市は王子が活動の最初期から現在に至るまで長年にわたって撮影を続けてきた場所です。
王子はこれまで厖大な量のスナップショットを撮り続けることで、川崎と吐噶喇列島という場所に関わってきました。それぞれの場所をあからさまに象徴するようなものが写されることはなく、人間や動植物、看板や建物などがてらいなく真正面から捉えられていたり、ブレやボケをともなって写されています。
それらの写真は、どこか馬鹿馬鹿しさや滑稽さ、ときには寂しさや機知を感じさせると同時に、その場所に触れさせられたような感覚を与えることもあります。王子にとってスナップショットは、川崎・吐噶喇という場所を、象徴的ではないものを大量に撮るなかで立ち現そうとする試みなのです。
また、2020年3月より小冊子シリーズとして『吐噶喇』、『川崎』の刊行を始めています。本展に併せ第2号を刊行予定です。ぜひ、ご高覧ください。

【展示内容/インクジェットプリント 約20点】

◎新刊のご案内
【1月11日発売予定】
『吐噶喇 2』A5判変形/カラー32頁/900円+税
『川崎 2』A5判変形/モノクロ32頁/900円+税
発行:KULA 発売:photographers’ gallery


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