Masako Matsui/松井 正子
“Winter Wanderings Ⅲ-Azores, 1978/2019” 2023/06/05 - 2023/06/18 12:00 - 20:00 会期中無休 / DAILY OPEN
本展示は、1978年と、その41年後となる2019年にアゾレス諸島サン・ミゲル島で撮影された写真を展示します。
アゾレス諸島は、大西洋上の中央部に位置する火山が起源の九つの島からなる群島です。1427年にポルトガル人ディエゴ・デ・シルベスにより発見されました。現在はポルトガル領の自治権を持つ一つの行政区で、ポルトガル語ではアソ―レスとなります。その地理上の位置から新大陸への重要な航海基地になりました。第二次大戦中は中立の立場をとったポルトガルでしたが、英米の圧力により連合国軍の物資補給基地として提供されました。温泉がでる自然豊かな島で、年間を通して温暖な気候のため保養地として1979年当時も少ないながら欧米の観光客が訪れているところでした。人口は約24.3万人、その半分以上がサン・ミゲル島に住んでおり、全人口の95%はローマカトリック信者です。
アゾレス諸島は、大西洋上の中央部に位置する火山が起源の九つの島からなる群島です。1427年にポルトガル人ディエゴ・デ・シルベスにより発見されました。現在はポルトガル領の自治権を持つ一つの行政区で、ポルトガル語ではアソ―レスとなります。その地理上の位置から新大陸への重要な航海基地になりました。第二次大戦中は中立の立場をとったポルトガルでしたが、英米の圧力により連合国軍の物資補給基地として提供されました。温泉がでる自然豊かな島で、年間を通して温暖な気候のため保養地として1979年当時も少ないながら欧米の観光客が訪れているところでした。人口は約24.3万人、その半分以上がサン・ミゲル島に住んでおり、全人口の95%はローマカトリック信者です。
「余分な飾りがなくなる冬は、風景が本来の形を現す。旅するのを好んだ季節であった。昔から遠くまで行くのだと何かに追われるように旅をした。今回展示するのは、長い年月を隔てた二つの時代の『冬の旅』の写真である。二つの時代の写真の対話は、時を重ねて変化する被写体の時の扉を探る試みであった。しかし、被写体の中の時は、一律に刻まれておらず、無限に重ねられ過去が地層のように、『動く時』『静止する時』『風化する時』として混在していた。それと同時に二つの時代の写真から現れたのは、変化する撮影者自身の目であった。」(松井 正子)
展示内容:インクジェットプリント、モノクロ約14点、 カラー約14点
【同時開催】 Keizo Kitajima/北島敬三「PORTRAITS-J」
2023年5月14日〜6月18日 *6/4は休廊
KULA PHOTO GALLERY(photographers’ gallery同フロア)
2023年5月14日〜6月18日 *6/4は休廊
KULA PHOTO GALLERY(photographers’ gallery同フロア)