pg-newsletter no. 319 (June 27, 2026) See in English 日本語で見る
photographers’ gallery

pg-newsletter no. 319

ー Next Exhibition

Yu Shinoda/篠田 優
“Fragments of the place 2017-2019”
photographers’ gallery2024/03/29 – 2024/04/07
12:00-20:00会期中無休 / DAILY OPEN

 

本展覧会「Fragments of the place 2017-2019」を構成する写真は長野県信濃美術館を被写体としています。篠田は2017年に開催された同館のクロージング展「長野県信濃美術館クロージング ネオヴィジョン 新たな広がり」に招聘されてから、2019年に同建築が解体されるその時まで撮影を続けました。
長野県信濃美術館は1966年に開館して以来、特徴的なファサードを持つ美術館として、善光寺の至近に建つその立地も相まって、人々に長く親しまれてきました。そうした場所の終わりに際して篠田がレンズを向けたのは、建物の細部や周囲の環境――たとえば渡り廊下を支える柱や廊下に置かれたソファー、外壁におちる木々の影――でした。それらは美術館を長年にわたって支えながらも、その解体に際しては特に注目されることがなかったといっても過言ではありません。そうしたものたちの姿を可能な限り覚えておくために写真を撮ったのだと、篠田は言葉にしています。解体を経たのちも残り続けるそれらのイメージは、ある時のある場所において確かに存在していたものたちとの、篠田にとっては何ものにも代えがたい、交感の記録なのです。

それほど多くの枚数を撮影したわけではない。むしろ、少ないともいえるだろう。しかし、その一枚一枚はわたしにとって賜物である。もし美術館の歴史が公的なかたちで記されるとしても、わたしが撮影したようなものたちは、そこに場所を得ないかもしれない。たとえ記されるとしても、おそらくそこは欄外や余白においてであろう。撮影をしながら思った、わたしもまたのそのようにして在るのだろうと。そうしたものたちの姿がいまここに残されている。私は写真にそれ以上のなにかを望みはしない。

篠田優

展示内容/インクジェットプリント、カラー、約19点
→Yu-Shinoda-Articles



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【同時開催】
Kota Kishi/岸幸太「潮騒」
2024年3月12日〜4月7日
KULA PHOTO GALLERY(photographers’ gallery同フロア)



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岸幸太
『連荘 5』

街を歩いて写真を撮るシリーズ「連荘」の第5弾。大阪市内で撮影された写真を中心に構成。

A4判/中綴じ/カラー40頁
限定300部
発行:KULA
発行日:2024年3月12日
価格:1,500円+税
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photographers’ gallery 企画 “カメラになった男—写真家 中平卓馬”上映会

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この度、photographers’ galleryでは小原真史監督によるドキュメンタリー映画「カメラになった男—写真家 中平卓馬」上映会を開催する運びとなりました。どうぞこの機会をお見逃しなく!

1960年代から70年代にかけて、先鋭的な写真と言葉で「政治の季節」を牽引した中平卓馬は、写真家としてはスランプに陥り77年に病に倒れた。記憶と言葉の大部分を失うこととなったが、それ以降、写真を撮ることが生活のほとんどすべてとなった。本作では中平に3年間密着、横浜の自宅周辺を日々撮影する姿や失われた記憶をなぞるようにかつて訪れた沖縄へと向かう姿を追った。

4月5日(金)〜7日(日)
レイトショー上映◎20:30のみ

1)20:30〜22:10

※会場はギャラリースペースですので、リクライニングシートや自販機等、通常の映画館設備はございません。あらかじめご了承ください。

ドキュメンタリー映画

『カメラになった男—写真家 中平卓馬』

監督・制作・編集・撮影:小原真史
音楽:ブリジット・フォンテーヌ
出演:中平卓馬、荒木経惟、高良勉、東松照明、港千尋、森山大道ほか
2003年/DVD/カラー/91分

→詳細
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Vol.8 Fromt

川口 和之
『PROSPECTS Vol.8』

2023年8月に開催の展覧会「Super Session No.44」にあわせて刊行。
ウィルスとの共存が常態になる中でコロナ前の生活が戻りつつある2022年後半から2023年前半に歩いた甲信越、関東、関西、中国地方の写真を中心に構成しています。かつて繁栄を謳歌した街が穏やかに衰退して行く営みの澱と痕跡を記録する「PROSPECTS」シリーズ第8章。
川口和之『PROSPECTS Vol.8』
A4判/72頁
2023年8月発行
発行:PHOTO STREET

▼上製本 定価:4,950円(税込)
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▼並製本 定価:2,750円(税込)
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Vol.9 front

川口 和之
『PROSPECTS Vol.9』

2024年2月に開催の展覧会「PROSPECTS Vol.8」にあわせて刊行。
ウィルスとの共存が常態になり、かつての日常が戻ってきたかに見える
2023年の1年間に歩いた、北海道、関東、甲信越、関西、中国地方の写真で構成しています。
かつて繁栄を謳歌した街が穏やかに衰退して行く営みの澱と痕跡を記録した「PROSPECTS」シリーズ第9章。
川口和之『PROSPECTS Vol.9』
A4判/72頁
2023年8月発行
発行:PHOTO STREET

▼上製本 定価:4,950円(税込)
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▼並製本 定価:2,750円(税込)
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王子直紀
「吐噶喇 5」

王子直紀写真展「吐噶喇」 (2024年1月) にあわせて刊行された、写真集シリーズ第5号!

王子直紀「吐噶喇 5」
A5判変形/中綴じ/モノクロ32頁
/スリップケース入り
発行:KULA
発行日:2024年1月10日
価格:900円+税
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SL44
SL45
Park7

笹岡啓子
『SHORELINE 44 — 三陸海岸 浜通り』
『SHORELINE 45 — 三陸海岸』
『Park 7』

2014年以降の三陸、福島の被災地域のほか、日本各地の海岸線や海の記憶をもつさまざまな地域を交え、順次刊行されてきた小冊子シリーズ『SHORELINE』、2020年よりあらたに刊行された小冊子シリーズ『Park』の最新刊。

B5判変型/8+1頁/カラー 発行:KULA 定価:300円(税込)
Publish date: Dec, 2023 / 8+1 pages, Booklet, color
price: 300 yen (tax included)

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→shopへ『Park 7』



CLUB-ORION-case

Kitajima Keizo
『CLUB ORION: Photo Express Tokyo-Koza』

B5変型判/並製・スリーブケース入
80頁/和英併記/限定700部
エディションナンバー・サイン入

テキスト:倉石信乃「写真の帰る場所」
デザイン:纐纈友洋

発行年:2023年
発行:Kula Books
定価4,200円+税
ISBN 978-4-907865-38-2

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