
大島尚悟はこれまで、都市の風景や身近な街、親しい友人を被写体とし撮影を続けてきました。作品はフィルムカメラとデジタルカメラを用いて撮影され、カラーと白黒は混在し、ピントが合ったものからブレたものなど描写は様々です。それらの作品が一同に並べられた展示からは、作家の細やかな意識の揺れが垣間見られてきました。
昨年は、作品を選り分け構成した3冊組の写真集『SOMEONE』『SOMEWHERE』『SYMPATHY』(オンデマンド出版 2014年 KULA)を発行し、また今年3月に開催した展覧会「濡れた光景」では写真にペイントを施した作品を発表するなど、新たな構成や手法を用いて発表をしてきました。…
https://pg-web.net/exhibition/naonori-oshima-ringing/


大島は2015年3月に開催した展覧会“濡れた光景”で印画紙やレーザープリントの写真にアクリル絵具で彩色をした作品を発表しました。顔が塗りつぶされた人物や大胆に色で覆われた街の風景、また一度描いた絵を破り貼り合わせたものなど、新たな手法を用いて製作されました。これらの展示作品をまとめた作品集『濡れた光景』は、1冊毎に表紙にペイントが施されています。

Asia photographer’s galleryは、2006年から2011年までの期間、福岡市で写真家が運営していたギャラリーです。角田は、2008年より運営に参加、2010年から代表として活動していました。昨年の4月からphotographers’ galleryの活動に参加し、個人的にAPGを継続していくためにAPG通信を発行しています。
▼『APG通信 25-26 』
https://pg-web.net/shop/pg-kula/apg27/
https://pg-web.net/shop/pg-kula/apg28/


笹岡啓子が新たな小冊子シリーズ『SHORELINE』(KULA)の刊行をスタートさせました。2014年以降の三陸、福島の被災地域を中心に、日本各地の海岸線や海の記憶をもつさまざまな地域を交え、順次刊行される予定です。
《大きな災害から個々の復興へと向かう現在進行形の場所に、笹岡は撮ることで向き合ってきました。一方で、活動の最初期からのテーマである海岸線や火山など、地勢や地表が刻むその土地の過去や経過にも関心を寄せてきました。『SHORELINE』は、時制を超えた「地続きの海」を現在の地形から辿り、連ねていく試みでもあるのです。》
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北島敬三の連続写真集、第5号。年4回のペースで全20刊以上を刊行予定です。
B4変型/中綴じ/カラー16頁
発行:KULA
発行日:2015年5月11日
価格:2,000円+税
プリント付Special Editon
エディション12、特製函
価格:30,000円+税

イタリアの出版社Gomma Booksより刊行された、北島敬三写真集『戻る沖縄』。北島撮影による70年代の沖縄の写真が『写真特急便: 沖縄』(1980年)以来、はじめて写真集としてまとめられました。
24 x 17.5 cm/上製/136頁
限定1000部、ナンバー入り
発行:Gomma Books
発行年:2015年
価格:6,480円 (税込)
https://pg-web.net/shop/photo-books/modoru-okinawa/

広島の原爆投下当日のキノコ雲下の惨状を唯一撮影した松重美人の5枚の写真、復興初期に制作された写真集『LIVING HIROSHIMA』、吉田初三郎の原爆鳥瞰図を収めた英文グラフ誌『HIROSHIMA』。占領下での廃棄や接収あるいは決死の秘匿を経て、現在にまで残された写真資料を、わたしたちはどのように受け止めることができるのか。広島での調査取材をもとにした座談会や書き下ろし論考により、写真そのものから問い直す試みでもあります。
B5判/188頁/ISBN 978-4-907865-03-0
発行:photographers’ gallery
定価:2,500円+税
https://pg-web.net/shop/pg-press-file/photographers-gallery-press-no-12/
埋もれかけた写真資料に光をあてる意欲的な企画だ。
「朝日新聞」2014年12月23日《原爆写真の意味、問う出版 被爆当日の広島、写真5点も収録》
原爆投下から70年の節目を迎える今、繰り返し凝視すべき光景がここにある。原爆写真のみならず、写真の見方そのものを変える力をもった一冊である。(田中純)
「読売新聞」2014年12月25日《凝視すべき極限下》
何が起きたのかも分からない茫然自失の混乱のなかで、逡巡を重ねながらシャッターを押す身体の震え、その微小な身ぶりによって「失語」の状態そのものが記録されたという奇跡にあらためて驚くこと。(…)被爆の当事者による「爆心地の写真」から歴史を掘り起こそうとする本書の企図はそこにまず定位されるだろう。(八角聡仁)
「中国新聞」2015年1月4日《「言葉失う」経験を刻む》
中核は、中国新聞(本社・広島市)のカメラマンだった松重美人さんが45年8月6日当日に撮影した5枚の写真だ。写真家や研究者ら執筆者は全員が戦後生まれで、当日の惨状をとらえた記録の意味を、丹念に考察する。松重さんの後輩にあたる同紙編集委員は、フィルム類を残そうとした人の「意志」の強さを受け止める意義を強調する。
「毎日新聞」2015年1月13日夕刊《写真家機関誌特集:空白の7年間に焦点、被爆地の写真を検証》