Tomonori Ryu/笠 友紀
“えりも町” 2019/11/21 - 2019/12/02 12:00 - 20:00 会期中無休 / DAILY OPEN

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笠友紀は、2011年に起きた東日本大震災以降に東北地方の岩手県・宮城県・福島県を訪れ撮影した写真を、2015年には「日本東海岸」、2016年には「浜通り雨のあとの余瀝」として発表してきました。その写真は、震災以前に東北各地を訪れた自身の記憶を思い起こしながら、撮影されたものでした。
本展では、東日本大震災で被災している北海道幌泉郡えりも町を2017年に初めて訪れ、撮影した写真が展示されます。是非、ご高覧ください。

▼展示内容/インクジェットプリント、カラー、モノクロ、356mm×432mm、約33点

北海道のえりも町へ行くことを決めたのは、東日本大震災で被災した東北各地を2014年に初めて訪れ、撮影と展示をしたことがきっかけだった。展示をした後も被災地のことを思い巡らせていた中で、まだ被災地の中で訪れたことのない北海道へ行くことを決めた。写真を撮影する際は、天候が霧で、幼い頃に北海道へ家族で旅した時を思い出した。それは、暗い夜道を走っていた車の後部座席から、目が覚めて見た車窓の外を照らす数メートル先の目と鼻の先位にヘッドライトの灯りがあって、そこには舗装されていない道を走る車以外に他はないようで景色が何も見えることがなかった。過去を振り返れば今更ながらに当時のあの霧を思いおこすような、不思議な写真が出来上がった。

笠友紀