pg-newsletter no. 324 (March 7, 2026) See in English 日本語で見る
photographers’ gallery

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Yu Shinoda/篠田 優
“Fragments of the place 2017-2019”
photographers’ gallery2024/08/17, 18, 24,25
12:00-20:00会期中無休 / DAILY OPEN

2024年8月17日(土)、18日(日)、24日(土)、25日(日)の4日間の開催です。
8月19日(月)〜23日(金)は休廊いたします。

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本展覧会では長野県信濃美術館とその建築を取り巻く環境に取材した映像作品が上映されます。
1966年に県内唯一の公立美術館として開館した長野県信濃美術館は、2017年に閉館の時を迎えました。篠田は2017年に開催されたクロージング企画の一環である展覧会への参加をきっかけとして、その解体工事が終了する2019年まで写真と映像で同館の撮影を続けていました。そのようにして集められたイメージは、展覧会や誌面における幾度かの発表を経て、2024年の春に写真集『Fragments of the place 2017-2019』(喫水線)として上梓されました。
篠田が写真と並行して撮影していた映像は、建築物のみに注目するのではなく、草木や空、そこに住まう鳥や虫の四季折々の姿など、それを取り巻く環境にも等しくまなざしを向けています。そのことは長野県信濃美術館という場所を、さまざまな存在が共に生きる空間としてとらえようという試みでもあるのです。
この機会にぜひご高覧ください。

長野県信濃美術館は取り壊された。そして美術館が建っていた公園もその様子を大きく変えた。撮影の只中にはそこまでの変化を予見できなかった。幾度も通い、歩いた公園にいまもまだ愛着を感じている。そこで出会い、もう見ることのできなくなった事物の姿かたち、そして、そうした事物が織りなしていた時間の姿かたちをかろうじてとどめ残すことができた。僥倖といってもよいだろう。

篠田優

展示内容/シングルチャンネル・ヴィデオ、7点(photographers’ gallery)

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▼トークイベント/予約・参加費不要

8月17日(土)19:00~20:00 【登壇者】 倉石信乃(詩人、明治大学教授)、篠田優
8月24日(土)18:00~19:00 【登壇者】 松井正(長野県立美術館学芸員)、篠田優


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篠田優『Fragments of the place 2017-2019』

本書は、篠田が2017年から2019年にかけて長野県信濃美術館を撮影した写真と映像を編み上げた一冊です。美術館の閉館から解体までかたわらに立ち続けることで残されたイメージには、建築物とそれを取り囲む環境の共生的な姿が示されています。

篠田優写真集
『Fragments of the place 2017-2019』
A4変形ハードカバー、コデックス製本/184頁/カラー、白黒全186点収録/日英バイリンガル
定価:7,000円(税込)
ISBN 978-4-9912632-2-4 C0072
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