川口和之の「PROSPECTS」シリーズはその言葉の一義である《眺望》や《見通し》といった意味に加え、その場所の歴史性を踏まえながら、その《将来の姿》や《展望》を写真によって見出していく試みです。photographers’ galleryで2017年から7回に亘って展覧し、様々な反響 を得ています。
このシリーズの8回目にあたる本展では、新型コロナウィルスが猛威をふるい、歴史の転換点となった3年間が過ぎて、日常が戻ってきたかに見える2023年の春から初冬にかけて歩いた日本各地の光景を記録した写真を展覧いたします。
今回は、撮影の範囲を北海道から中国地方まで各地の多様な小都市に拡げ、江戸時代から明治・大正・昭和・平成を経て、かつて繁栄を謳歌した街が徐々に衰退し変貌していった様々な痕跡やその営みの澱を可視化しています。過去に訪れた町を再び歩くと、この3年間で変貌の速度がさらに増した様に見えます。日本の地方都市の変化は何処に行き着くのでしょうか。
様々な地方都市で、変わり続ける光景から見えてくる「PROSPECTS」の第八章を是非ご高覧ください。
▼展示内容
photographers’ gallery / ピグメントプリント、610 x 770mm、16点
→Kazuyuki Kawaguchi’s Articles
【同時開催】
Kota Kishi/岸幸太「潮騒」
2024年2月10日〜2月21日、2月27日〜3月7日
KULA PHOTO GALLERY(photographers’ gallery同フロア)
2023年8月に開催の展覧会「Super Session No.44」にあわせて刊行。
ウィルスとの共存が常態になる中でコロナ前の生活が戻りつつある2022年後半から2023年前半に歩いた甲信越、関東、関西、中国地方の写真を中心に構成しています。かつて繁栄を謳歌した街が穏やかに衰退して行く営みの澱と痕跡を記録する「PROSPECTS」シリーズ第8章。
川口和之『PROSPECTS Vol.8』
A4判/72頁
2023年8月発行
発行:PHOTO STREET
2024年2月に開催の展覧会「PROSPECTS Vol.8」にあわせて刊行。
ウィルスとの共存が常態になり、かつての日常が戻ってきたかに見える
2023年の1年間に歩いた、北海道、関東、甲信越、関西、中国地方の写真で構成しています。
かつて繁栄を謳歌した街が穏やかに衰退して行く営みの澱と痕跡を記録した「PROSPECTS」シリーズ第9章。
川口和之『PROSPECTS Vol.9』
A4判/72頁
2023年8月発行
発行:PHOTO STREET
この度、photographers’ galleryでは小原真史監督によるドキュメンタリー映画「カメラになった男—写真家 中平卓馬」上映会を開催する運びとなりました。どうぞこの機会をお見逃しなく!
1960年代から70年代にかけて、先鋭的な写真と言葉で「政治の季節」を牽引した中平卓馬は、写真家としてはスランプに陥り77年に病に倒れた。記憶と言葉の大部分を失うこととなったが、それ以降、写真を撮ることが生活のほとんどすべてとなった。本作では中平に3年間密着、横浜の自宅周辺を日々撮影する姿や失われた記憶をなぞるようにかつて訪れた沖縄へと向かう姿を追った。
ドキュメンタリー映画
『カメラになった男—写真家 中平卓馬』
監督・制作・編集・撮影:小原真史
音楽:ブリジット・フォンテーヌ
出演:中平卓馬、荒木経惟、高良勉、東松照明、港千尋、森山大道ほか
2003年/DVD/カラー/91分
王子直紀写真展「吐噶喇」 (2024年1月) にあわせて刊行された、写真集シリーズ第5号!
王子直紀「吐噶喇 5」
A5判変形/中綴じ/モノクロ32頁
/スリップケース入り
発行:KULA
発行日:2024年1月10日
価格:900円+税
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2014年以降の三陸、福島の被災地域のほか、日本各地の海岸線や海の記憶をもつさまざまな地域を交え、順次刊行されてきた小冊子シリーズ『SHORELINE』、2020年よりあらたに刊行された小冊子シリーズ『Park』の最新刊。
B5判変型/8+1頁/カラー 発行:KULA 定価:300円(税込)
Publish date: Dec, 2023 / 8+1 pages, Booklet, color
price: 300 yen (tax included)
→shopへ『SHORELINE 44』
→shopへ『SHORELINE 45』
→shopへ『Park 7』
B5変型判/並製・スリーブケース入
80頁/和英併記/限定700部
エディションナンバー・サイン入
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テキスト:倉石信乃「写真の帰る場所」
デザイン:纐纈友洋
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発行年:2023年
発行:Kula Books
定価4,200円+税
ISBN 978-4-907865-38-2
「Winter Wanderings Ⅲ ―Azores,1978/2019―」は、1978年と、その41年後となる2019年にアゾレス諸島サン・ミゲル島で撮影された長い年月を隔てた二つの時代の「冬の旅」の写真である。アゾレス諸島は、大西洋上の中央部に位置する火山が起源の九つの島からなる群島である。現在はポルトガル領の自治権を持つ一つの行政区。二つの時代の写真の対話は、時を重ねて変化する被写体の「時の扉」を探る試みであった。しかし、被写体の中の時は、一律に刻まれておらず、無限に重ねられ過去が地層のように、「動く時」「静止する時」「風化する時」として混在していた。それと同時に二つの時代の写真から現れたのは、変化する撮影者自身の目であった。
『Winter Wanderings Ⅲ – Azores, 1978/2019 –』
A4判変形/並製/カラー17頁・モノクロ18頁
発行:photographers’ gallery
発行日:2023年11月30日
価格:1,800円+税
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2023年11月開催の写真展『Winter Wanderings–Japan, 2021~2023–』にあわせて刊行。2022年より続く「Winter Wanderings」のシリーズ。
コロナ下の2021年から2023年の「冬の旅」で撮影された風景。当たり前であったことが根底から揺らいでいた閉塞した時期に、思考を縛る既存の言葉から解き放たれた風景を求めた写真である。
2撮影地:北海道檜山郡江差町・函館市、青森県八戸市鮫町、栃木県足尾市・日光市、茨城県桜川市真壁町・久慈市太子町、千葉県香取市・佐原市、富山県南励市城端町・富山市岩瀬港町・高岡市・氷見市等
松井正子『Winter Wanderings Ⅳ – Japan, 2021~2023 –』
A4判変形/並製/カラー27頁
発行:photographers’ gallery
発行日:2023年11月25日
価格:1,800円+税
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