震災からまもなく10年を迎えようという時を経て、被災した地域ではそれぞれに町の再興が進んでいます。堤防建設や大規模な土地の嵩上げ、区画整理などを経た各地では、さまざまなかたちでの追悼施設や祈念公園の建設が始められています。そこでは犠牲者を追悼するモニュメントや震災体験の継承としての遺構保存などと同時に、商店街との併設や遊具の設置など日常的に人々が集う憩いの場としての工夫に加え、津波からの避難丘や避難路として具体的な防災機能を備えるかたちも多く見られます。
本展では岩手、宮城、福島の沿岸地域を中心に、現在、建設されつつある公園の様子を展示致します。長らく広島平和記念公園を撮影してきた笹岡にとって、大きな災害の後には公園ができる、その過程を注視することは必然と言えるでしょう。
2011年の東日本大震災以降、笹岡は大きな災害から「再生」あるいは「復興」へと向かうそれぞれの場所で起きていることを、地勢を辿ることで見続けてきました。一方で、活動の最初期からのテーマである海岸線や火山など、地勢や地表が刻むその土地の過去や経過にも関心を寄せてきました。「SHORELINE」は、時制を超えた「地続きの海」を現在の地形から辿り、連ねていく試みでもあるのです。
【展示内容/インクジェットプリント20点】
震災から5年目を迎えた2015年より、笹岡は小冊子シリーズ『SHORELINE』(KULA)の刊行をスタートさせています。2014年以降の三陸、福島の被災地域のほか、日本各地の海岸線や海の記憶をもつさまざまな地域を交え、現在まで37号が刊行されています。
B5判変型/8+1頁/カラー 発行:KULA
定価:300円(税込)
発行日 2020年9月5日
SHORELINE 38:白馬 木曽 磐梯 阿武隈 吉野川
SHORELINE 39:三陸海岸 浜通り
https://pg-web.net/shop/pg-kula/keiko-sasaoka-shoreline-38/
https://pg-web.net/shop/pg-kula/keiko-sasaoka-shoreline-39/

田代一倫写真展が新潟市の砂丘館にて開催されます。
期間:2020年9月8日(火)~11月1日(日)
時間:9時~21時
定休日:月曜日(祝日の場合は翌日)
料金:観覧無料
主催:砂丘館
〒951-8104 新潟市中央区西大畑町5218-1
TEL&FAX: 025-222-2676
E-mail: sakyukan@bz03.plala.or.jp
WEB: https://www.sakyukan.jp/2020/08/8231
詳細チラシPDF↓
https://www.sakyukan.jp/wp-content/uploads/2020/08/tasshiro_2020dm.pdf
◎ギャラリートーク 肯定する肖像
日時:10/11(日)14:00-15:30
定員:15名 参加料:500円
申込:砂丘館へ電話・ファックス(025-222-2676)またはEメール(sakyukan@bz03.plala.or.jp) 申込受付開始9月9日
『川崎 1』
王子直紀写真展「吐噶喇・川崎」 (2020年6月) にあわせて刊行された、写真集シリーズ第1号!
今号以降、展示と並行して順次刊行予定です。
▼詳細、ご購入はこちらから。
『吐噶喇 1』 A5判変形/中綴じ/カラー32頁/スリップケース入り
https://pg-web.net/shop/pg-kula/tokara1/
『川崎 1』 A5判変形/中綴じ/モノクロ32頁/スリップケース入り
https://pg-web.net/shop/pg-kula/kawasaki1/