本展は、連続写真展「UNTITLED RECORDS」の15回目の展示となります。
UNTITLED RECORDSについて 北島敬三
1991年のソ連の崩壊以降、とくに、ネオリベラリズムの台頭と加速する自由主義経済のグローバル化、コンピューターネットワークとサプライチェーンの拡充、ショック・ドクトリンよる市場開放、終わりの見えない宗教戦争や民族紛争、ポピュリズムと極右政党への支持の拡大、とりわけ国内においては2011年の東日本大震災と福島の原発事故など、私たちは「目の前の現実が、突然別なものに姿を変えてしまうような経験」を何度もくり返してきた。
私は、甚大被害を受けた三陸の浦々を撮影しながら、目の前の現実と、各種メディアから侵入してくるイメージとを区別することが、きわめて困難であることをあらためて強く実感した。福島で無人の街や村を撮影しながら、被曝については線量計を頼りに警戒するしかできないことに恐怖した。
私たちはすでに、当事者/非当事者、日常/非日常、現実/虚構といった二項対立的な思考や、遠近法的な観察者の視点がきわめて危うい時代にいるのではないだろうか。私は、自分が撮った写真を何度も読み直し、何度でも読み変えながら撮影していこうと考えている。「UNTITLED RECORDS」は、それを具体的に実践していくための場としてある。
*連続写真展は年4回のペースで全20回が予定されています。
*撮影地は三陸、福島の被災地を含め、北海道から沖縄まで全国各地におよびます。
*同時並行で、連続写真集 『UNTITLED RECORDS』 も刊行されます。
◎Vol. 15展示内容/大型カラー作品と下記、小写真集を展示。撮影地は利尻、新潟、静岡、秩父ほか。
https://pg-web.net/exhibition/keizo-kitajima-ur-15/
北島敬三の連続写真集、第15号。年4回のペースで全20刊以上を刊行予定です。
北島敬三連続写真集
『UNTITLED RECORDS Vol. 15』
撮影地: 岐阜、若狭、魚津、胎内、松江、長門、館林、新潟、長野、秩父、川根元、村上、横手、天塩
ISBN 978-4-907865-27-6│B4判変型│カラー16頁│定価2000円+税
発行 KULA
発売 photographers’gallery
プリント付Special Editon
エディション12、特製函
価格:30,000円+税
https://pg-web.net/shop/pg-kula/ur15/
倉石信乃『使い』この度photographers’ galleryでは、倉石信乃の詩集『使い』の刊行を記念するイベント「詩 演劇 写真」を開催いたします。この度photographers’ galleryでは、倉石信乃の詩集『使い』の刊行を記念するイベント「詩 演劇 写真」を開催いたします。倉石は、1989年に「ユリイカの新人」に選出され詩人としてデビューして以来、『ユリイカ』『現代詩手帖』といった詩誌・文芸誌、また『妃』『ミニヨン・ビス』などの詩の同人誌に作品を発表してきました。2001年にシアターカンパニーARICAの結成に参加して以降は、上演のためのテクストを書くことを創作活動の基軸に据えています。また倉石は、写真・美術に関する先鋭的な批評家としても活動し、当ギャラリーが出版する機関誌『photographers’ gallery press』にも多数執筆してきました。
本イベントは第1部では、ARICAの舞台などで活躍するアクター・安藤朋子と、倉石本人による『使い』の朗読をおこないます。第2部では、演劇、詩、文学また写真、映像などの芸術表現に造詣の深い批評家・八角聡仁を迎え、鼎談をおこないます。
『使い』は初めての詩集としてまとめられたものですが、その多くは当初、ARICAの舞台上で安藤が発話する言葉を念頭に書かれました。またそうした言葉が書かれるきっかけとして、時おりヴァナキュラーでアノニマスな性格を持つ写真が参照されています。
『使い』が絶えず描出する、言葉とイメージの自己矛盾、躓き、吃りの場所。今回のイベントは、そうした場所に微かに顕れる救いへの希求に触れる、よい機会になることでしょう。
2018年11月23日(金・祝日)17:00~18:30
第1部 安藤朋子、倉石信乃による朗読
第2部 八角聡仁、安藤朋子、倉石信乃による鼎談
入場料:
A. 2000円
B. 4000円(書籍2500円+入場料1500円)
※書籍を購入頂くと、入場料が割り引かれます。
定員: 30名(要予約)
▼ご予約はこちらから
https://ssl.form-mailer.jp/fms/45d7ca04594692

田代一倫が参加している企画展”その海のあぶくの”が、福岡のkonya-galleryにて10月28日(日)まで開催中です。
konya-gallery 10周年企画
ゲストディレクタープログラムvol.2 正路佐知子
【第1期】その海のあぶくの
田代一倫「ウルルンド」、山内光枝「つれ潮」
■2018年10月12日(金)-10月28日(日)
■会場:konya-gallery(福岡市中央区大名1-14-28 第一松村ビル2F)
■開場時間:12:00-20:00
※初日のみ18:00-20:30 ※最終日のみ18:00まで
■休廊日:月曜日
主催:トラベルフロント
企画・制作:正路佐知子
■URL:http://konya2023.travelers-project.info/1012-28112-18-konya-gallery-10周年企画-ゲストディレクタープログラムvol-2/
田代一倫 『ウルルンド』(KULA)
https://pg-web.net/shop/pg-kula/ulleungdo/
震災から5年目を迎えた2015年より、笹岡は小冊子シリーズ『SHORELINE』(KULA)の刊行をスタートさせています。2014年以降の三陸、福島の被災地域のほか、日本各地の海岸線や海の記憶をもつさまざまな地域を交え、現在まで35号が刊行されています。
B5判変型/8+1頁/カラー 発行:KULA 定価:300円(税込)
発行日 2018年7月24日
SHORELINE 33: 噴火湾 34: 雷電海岸 35: 三陸海岸
https://pg-web.net/tags/shoreline/
5月より北島敬三が「北島敬三 WORKSHOP 写真塾」を開講しました。基本は一対一での個別指導ですが、ゲスト講師を招いたグループ講評会も不定期に開催します。
経験豊富な講師との対話から生まれる具体性と緊張感は必至、加えて全く別の視点からもたらされるゲスト講師からの意外な指摘や提案、またほかの受講生の制作姿勢を刺激的に受け取るチャンスです!5月開講後も随時受付中です。