
角田は、2006年から自身の母親を撮影してきました。折々に発表されてきたその作品は、年月を経るとともに、母親の姿だけでなく、撮影者であり娘である角田との関係も徐々に変化しているように見えます。
本展では、母親だけでなくその姉である角田の伯母を交えて撮影した作品を展示致します。母親のみの撮影とほぼ同時期に撮られた本作では、生涯独身で生活を送ってきた伯母の存在に視野を広げることで、「姉妹」という関係性を通じてそれぞれの女性の生き様も浮かび上がってきます。
▼「母と伯母と」:photographers’gallery、KULA PHOTO GALLERY
展示内容/インクジェットプリント 13点、映像作品約17分
2018年5月1日に伯母の家のポストに新聞がたまっているのを不審に思った隣人が、伯母が倒れているのを見つけた。意識はあったもののおかしいということで、救急車を呼んで運ばれた。脳出血だった。そのまま入院をしていて意識もはっきりしているのだが、半身麻痺になった。そして、日に日に認知症が進行しているようだった。伯母が70歳になった10年前から遺影の写真を撮ってほしいと言われていて、伯母を撮るたびに、遺影に使うかもしれないからちゃんと撮らないと、といつもそんな意識が心の隅っこにあった。
角田奈々
震災から5年目を迎えた2015年より、笹岡は小冊子シリーズ『SHORELINE』(KULA)の刊行をスタートさせています。2014年以降の三陸、福島の被災地域のほか、日本各地の海岸線や海の記憶をもつさまざまな地域を交え、現在まで35号が刊行されています。
B5判変型/8+1頁/カラー 発行:KULA 定価:300円(税込)
発行日 2018年7月24日
SHORELINE 33: 噴火湾 34: 雷電海岸 35: 三陸海岸
https://pg-web.net/tags/shoreline/
5月より北島敬三が「北島敬三 WORKSHOP 写真塾」を開講しました。基本は一対一での個別指導ですが、ゲスト講師を招いたグループ講評会も不定期に開催します。
経験豊富な講師との対話から生まれる具体性と緊張感は必至、加えて全く別の視点からもたらされるゲスト講師からの意外な指摘や提案、またほかの受講生の制作姿勢を刺激的に受け取るチャンスです!5月開講後も随時受付中です。