
本展は、連続写真展「UNTITLED RECORDS」の12回目の展示となります。
UNTITLED RECORDSについて 北島敬三
1991年のソ連の崩壊以降、とくに、ネオリベラリズムの台頭と加速する自由主義経済のグローバル化、コンピューターネットワークとサプライチェーンの拡充、ショック・ドクトリンよる市場開放、終わりの見えない宗教戦争や民族紛争、ポピュリズムと極右政党への支持の拡大、とりわけ国内においては2011年の東日本大震災と福島の原発事故など、私たちは「目の前の現実が、突然別なものに姿を変えてしまうような経験」を何度もくり返してきた。
私は、甚大被害を受けた三陸の浦々を撮影しながら、目の前の現実と、各種メディアから侵入してくるイメージとを区別することが、きわめて困難であることをあらためて強く実感した。福島で無人の街や村を撮影しながら、被曝については線量計を頼りに警戒するしかできないことに恐怖した。
私たちはすでに、当事者/非当事者、日常/非日常、現実/虚構といった二項対立的な思考や、遠近法的な観察者の視点がきわめて危うい時代にいるのではないだろうか。
私は、自分が撮った写真を何度も読み直し、何度でも読み変えながら撮影していこうと考えている。「UNTITLED RECORDS」は、それを具体的に実践していくための場としてある。
*連続写真展は年4回のペースで全20回が予定されています。
*撮影地は三陸、福島の被災地を含め、北海道から沖縄まで全国各地におよびます。
*同時並行で、連続写真集 『UNTITLED RECORDS』 も刊行されます。
◎Vol. 12展示内容/大型カラー作品と下記、小写真集を展示。撮影地は大分、新潟、山形、長野、群馬。
https://pg-web.net/exhibition/keizo-kitajima-untitled-records-vol-12/
*10月7日(土)は下記イベント開催の為、15:00でクローズ致します。
北島敬三WORKSHOP写真塾 公開講座
https://pg-web.net/documents/lecture/workshop-lecture/

北島敬三の連続写真集、第12号。年4回のペースで全20刊以上を刊行予定です。
北島敬三連続写真集
『UNTITLED RECORDS Vol. 12』
撮影地: 広島、岩国、博多、長崎
ISBN 978-4-907865-23-8
B4判変型│カラー16頁│定価2000円+税
発行 KULA
発売 photographers’gallery
プリント付Special Editon
エディション12、特製函
価格:30,000円+税
https://pg-web.net/shop/pg-kula/ur12/
<椿の街>シリーズで、韓国南部、九州北部という広い地域で出会った人々を発表してきた田代一倫による新刊写真集。約一万人が暮らす韓国の離島、ウルルンド(鬱陵島)で出会った人々の写真68点を掲載。表紙を含む全てのページに、雑誌やチラシなどによく用いられる微塗工紙が使われています。
ウルルンド(鬱陵島)とは、ハングルの울릉도を読んだものです。私は、2017年の2月と5月にこの島を訪れました。初めて旅は2泊3日の予定でしたが、降雪のために帰りの出航が1日ずつ延期されました。島では、半ば義務のように毎日同じ道を歩き、坂の上り下りを繰り返していました。そうすると、人々の暮らしや立ち居振る舞いの中に、東に位置する<竹島/独島>やさらに海を隔てた日本が見えるような瞬間がありました。 田代一倫(写真集『ウルルンド』より)
田代一倫写真集『ウルルンド』
B5変型/中綴じ/カラー/72頁
発行日:2017年9月
発行:KULA
定価:1,500円(税込)

横浜市民ギャラリーで開催中の企画展に笹岡啓子が参加しています。
「新・今日の作家展2017 キオクのかたち/キロクのかたち」
New “Artists Today” Exhibition 2017 Compilations of Memories and Records
2017年9月22日[金] – 10月9日[月・祝]
10:00~18:00(入場は17:30まで)
横浜市民ギャラリー 展示室1、B1
入場無料 会期中無休
久保ガエタン 小森はるか+瀬尾夏美 是恒さくら 笹岡啓子
【関連イベント】
クロストーク「爆心地の写真」
笹岡啓子×倉石信乃(明治大学教授、写真史)× 小原真史(映像作家、キュレーター)
10月1日(日)14:30~16:00
会場|4階アトリエ
学芸員によるギャラリートーク
9月30日(土)14:00~14:30
会場|展示室1,B1
※参加無料、申込不要です
http://ycag.yafjp.org/our_exhibition/new-artists-today-2017/

5月より北島敬三が「北島敬三 WORKSHOP 写真塾」を開講しました。基本は一対一での個別指導ですが、ゲスト講師を招いたグループ講評会も不定期に開催します。
経験豊富な講師との対話から生まれる具体性と緊張感は必至、加えて全く別の視点からもたらされるゲスト講師からの意外な指摘や提案、またほかの受講生の制作姿勢を刺激的に受け取るチャンスです!5月開講後も随時受付中です。