Makoto Sato/佐藤 真 “阿賀の記憶+阿賀に生きる” 2004/05/01 12:00 - 20:00 月曜休 / MON CLOSED
「阿賀に生きる」(1992)より12年目に、佐藤真監督と小林茂カメラマンが再びコンビを組んで、阿賀野川を訪ねた新作「阿賀の記憶」が完成しました。この映画も2002年5月に撮影が開始され、2年がかりの作品となりました。
かつてのスタッフが勢揃いし、長谷川芳男さんの田んぼ跡にスクリーンを張ってラッシュフィルムを映写するシーンを撮ったりというアヴァンギャルドな作品です。
この度photographers’ galleryでは、その試写として前作「阿賀に生きる」を織り交ぜたリミックス・ヴァージョンを一夜限りのSELF PROJECTIONで急遽開催いたしました。
■ 当日 上映会の模様
今回のSELF PROJECTION上映計画
「阿賀に生きる」1stロール(約40分)
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「阿賀の記憶」全編(55分)
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「阿賀に生きる」3rdロール(約40分)
■ 当日 上映後トークショーの模様
村:「阿賀の記憶」は〈音〉の映画ですね。
上映後のトークで岡村民夫さんは、新作「阿賀の記憶」について、〈声〉の記憶、〈音〉の映画であるという感想をお話しされました。
佐藤:「デュラスの映画から〈非同時録音〉というヒントを得ました。」
それに対し佐藤監督はデュラスや福田克彦「草とり草紙」(1988年)、ジョナス・メカス「リトアニアへの旅の追憶」(1972年)の音の扱い方などを説明。
会場からの質疑応答でもさまざまな感想や意見が出されました。