長町文聖は2019年より、自身が暮らす東京都町田市を撮影し「OLD VILLAGE」と題して発表を続けています。日々生活を重ねる中で周りを流れる時間に普段気づくことは難しく、写真を撮ることは立ち止まってその時間を感じることと長町は言います。ぜひご高覧ください。
インクジェットプリント、カラー 約20点
https://pg-web.net/authors/nagamachi-fumikiyo/
電車の中で男性に抱っこされている男の子が目に入った。3歳くらいだろうか。ロングシートの端に座る私の横に男性は立っていたのでカラフルな靴下と小さな運動靴を履いた男の子の右足が私の目の高さにぶら下がる。男の子は安心した様子で窓の外を見ている。小さな右足が電車の振動に合わせて揺れる。
男の子の足になぜ惹かれたのだろう。その右足は男の子のものであって私と関係があるわけではない。でもその時、男の子の足があるから私の身体があると思ったのだ。街を撮影しながら男の子の右足が思い出される。眼の前に見えている住宅や樹木があるから私の身体もあると考えられないだろうか。同じ時間を共有しているから私と街は存在しているのかもしれない。頭の中で正解のない問いかけを繰り返す。
もし街に右足があるならば、それを見たいと思った。
長町文聖
【同時開催】 Keizo Kitajima/北島敬三「PORTRAITS-K」
2023年6月20日〜7月19日 *7/11は休廊
KULA PHOTO GALLERY(photographers’ gallery同フロア)

王子直紀写真展「川崎」 (2023年4月) にあわせて刊行された、写真集シリーズ第5号!
A5判変形/中綴じ/カラー32頁/スリップケース入り
発行:KULA
発行日:2023年4月23日
価格:900円+税
▼詳細、ご購入はこちらから
https://pg-web.net/shop/pg-kula/kawasaki-5/
2014年以降の三陸、福島の被災地域のほか、日本各地の海岸線や海の記憶をもつさまざまな地域を交え、順次刊行されてきた小冊子シリーズ『SHORELINE』、2020年よりあらたに刊行された小冊子シリーズ『Park』の最新刊。
B5判変型/8+1頁/カラー 発行:KULA 定価:300円(税込)
SHORELINE 43/Park 5, 6
https://pg-web.net/shop/pg-kula/keiko-sasaoka-shoreline-43/
https://pg-web.net/shop/pg-kula/keiko-sasaoka-park-5/
https://pg-web.net/shop/pg-kula/keiko-sasaoka-park-6/

2023年2月から3月に開催の展覧会「PROSPECTS Vol.7」にあわせて刊行。
人々の生活を一変させ、ウィルスとの共存が常態になった2022年から2023年にかけて歩いた、関東、甲信越、東北、関西のかつて繁栄を謳歌した街が穏やかに衰退して行く営みの澱と痕跡を記録した「PROSPECTS」シリーズ第7章。
川口和之『PROSPECTS Vol.7』
A4縦 80ページ 上製本・並製本 同時刊行
▼上製本 4,500円+税
https://pg-web.net/shop/photo-books/prospects-vol-7h
▼並製本 2,500円+税
https://pg-web.net/shop/photo-books/prospects-vol-7

街を歩いて写真を撮るシリーズ「連荘」の第3弾。大阪市南部や川崎市臨海部、沖縄市や千葉市の歓楽街などで撮影された写真で構成。
岸幸太『連荘 3』
A4判/中綴じ/カラー36頁
限定300部
発行:KULA
発行日:2023年2月1日
価格:1,500円+税
https://pg-web.net/shop/pg-kula/renchan-3/