pg-newsletter no. 344 (June 27, 2026) See in English 日本語で見る
photographers’ gallery

pg-newsletter no. 344

ー Current Exhibition

Rintaro Kameoka/亀岡 倫太郎
“奥羽 2”
photographers’ gallery2025/08/23 – 2025/09/10
12:00-20:00会期中無休 / DAILY OPEN

kameoka 1

亀岡は2024年より、自身の出身地である東北地方の撮影を精力的に行ってきました。
「奥羽」シリーズは亀岡自身の故郷を含む東北地方が歩んできた歴史を考察しながら、撮影を続けていく試みです。
奥羽とは、陸奥と出羽を合わせた名称であり、東北地方の旧称として用いられてきました。「東北」という言葉は、明治維新以降、「奥羽」にかわる言葉として自由民権運動にかかわった奥羽出身の活動家たちによって意識的に使われてきました。亀岡の撮影はこの地名の書き換えによって見えにくくなってしまったものがあるのではないかという問題意識から始まっています。

亀岡にとって「東北/奥羽」の撮影は、個人的な体験や自身の記憶を通して、近代によって上塗りされたヒダをめくり上げていく行為といえるでしょう。撮影された写真には、歴史を象徴する被写体が含まれつつ、それだけにはとどまらない街の風景や海・山の自然など、様々な要素が正面から捉えられています。そこには所与の現実を受け止め、記録しようする亀岡の姿勢が伺えます。
本展は、吾妻小富士、蔵王山、磐城、北原尾、魔鬼山の5つの章で構成されています。また、同名の写真冊子『奥羽』第6-10号もあわせて刊行いたします。ぜひご高覧ください。

展示内容/インクジェットプリント、35点

https://pg-web.net/exhibition/rintaro-kameoka-ouu2/



奥羽10ー魔鬼山

亀岡倫太郎『奥羽6-10』

亀岡倫太郎写真展「奥羽2」にあわせて刊行された、写真集シリーズの第6弾から第10弾!

正方形(210×210mm)/中綴じ/カラー8頁
発行者:亀岡倫太郎
発行/発売:photographers’ gallery
発行日:2025年8月23日
各冊 定価300円(税込)
→『奥羽6-10』shopへ


001-800×593

【同時開催】Kota Kishi/岸幸太「連荘13」
2025年8月23日〜29日
KULA PHOTO GALLERY(photographers’ gallery同フロア)

https://pg-web.net/exhibition/kota-kishi-renchan-13/



ー Next Exhibition

Nick Haymes/ニック・ヘイムズ
“Dancing on the Fault Line”
photographers’ gallery2025/09/12 – 2025/09/21
12:00-20:00会期中無休 / DAILY OPEN

Nick-Haymes

この度、ロサンゼルスを拠点とする写真家・ニック・ヘイムズ(Nick Haymes)の写真集『Dancing on the Fault Line』の刊行を記念して、写真展「Dancing on the Fault Line」を開催いたします。本書は、出版社「KODOJI PRESS」より刊行された作者にとって2冊目の写真集です。

クイア活動家やアーティストのための隠れ家としてあるコミュニティ「サヴェージ・ランチ(Savage Ranch)」を主宰し、アーティスト、パフォーマーとしても活動するラブ・ベイリー(Love Bailey)。本書は、作者が10年以上にわたり、ベイリーとそのクィア・コミュニティを中心とした友情と変化を密に描き続けたポートレイトです。

エンターテイナーであり活動家でもあるベイリーは、とりわけ保守的な地域として知られる南カリフォルニアのテメキュラを拠点として活動し、LGBT+コミュニティの友人、家族、そこから広がるメンバーのため、砂漠を拠点とする逃げ場であり住居、そして集いの場として「サヴェージ・ランチ」を設立しました。本書は2010年から2024年までに撮影された写真が時の流れを追うように並べられており、カリフォルニアとニューヨークを行き来するベイリーを追いながら、自己認識(セルフアウェアネス)と発見の旅路を同時に写し出しています。眩いばかりのファンタジー、ありふれた日常、そして夢から引き戻される冷たい現実との間で揺れ動く中、作者は友人や愛する者たちの大きな輪をとらえます。刺激的で贅沢な瞬間の真下には、耐えと復活、不屈の物語が存在します。感情的かつ肉体的なベイリーの変遷を明かすことで強度は増し、その根底にある作者の深い想いと心配り、慈愛が鮮明に表れています。
https://pg-web.net/exhibition/nick-haymes-202509/

Nick-Haymes
Nick-Haymes


※初日9月12日(金)18時より、作家によるブック・サイニング&レセプションを開催します。

Nick-Haymes
写真集『Dancing on the Fault Line』
Text by Love Bailey, English
30 × 22.5 cm, 304 pages, 222 color and black & white plates, hardcover
Kodoji Press, Baden 2025
ISBN 978-3-03747-124-1 ¥8,800(税込)


Special thanks to the twelvebooks:
https://twelve-books.com/

ニック・ヘイムズ Nick Haymes

イギリス、ストラトフォード=アポン=エイヴォン生まれ。ロサンゼルスを拠点に活動。自身の制作以外にも、2010年より「Little Big Man books and gallery」を設立し、数多くのアーティストの写真集・作品集の出版も手がける。


KK_riverbooks

北島敬三『NEW YORK』刊行記念展
2025年8月23日(土)〜9月8日(月)
沼津市の書店・リバーブックス(静岡県沼津市下本町34)にて北島敬三『NEW YORK』刊行記念展が開催されます。写真家・北島敬三の初期代表作、写真集『New York』(1982)とは様相を異にする、新版『NEW YORK』の刊行に合わせ、写真集に収録された80年代ニューヨークのストリートスナップ作品を展示します。貴重な特装版写真集も販売。

北島敬三 写真集『NEW YORK』[新版]

写真:北島敬三
文:北島敬三、倉石信乃
翻訳:ジャン・ユンカーマン
編集:村上仁一
造本:町口 覚
印刷・製本所:株式会社 山田写真製版所
発行日:2024年11月1日 第1版第1刷
発行所:合同会社PCT
250ページ/257×188mm/モノクロ&カラー/ソフトカバー/箔押し

詳細はこちら→Photo&Culture,Tokyo
→shopへ