Takuma Nakahira/中平 卓馬
“来たるべき写真家”

Takuma Nakahira/中平 卓馬   “来たるべき写真家”

Takuma Nakahira/中平 卓馬
“来たるべき写真家”

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〈Content〉

その軌跡が写真と世界そのものを問う、最も重要な写真家・中平卓馬。つねに参照され、畏敬される写真家の可能性を新旧の中平論、未収録対談などによってとらえる初の試み。

目次

[巻頭写真]
中平卓馬、二〇〇八

[入門]
中平卓馬、その軌跡と問い 八角聡仁×倉石信乃

[エッセイ]
写真家と阿Qと 中川道夫
写真家であるという自らの意志によって生きている写真家 石塚雅人

[新たなる中平卓馬]
中平卓馬の「日々」 清水穣
「アレ、ブレ、ボケ」から「物質の眼差しへ」
―中平卓馬の転換について 江澤健一郎
カメラのように 小原真史
いかにして写真を救うか
―中平卓馬のアポリアをめぐって 大嶋浩
写真=生―中平卓馬と「人間」の外、言語の外 清水知子
解体と再生のサーキット―沖縄/琉球、光と修羅 仲里効
「風景論」は何を問うのか 高島直之×平沢剛

[対談再録]
写真という言葉をなくせ! 森山大道
メディア論への解体プラン 足立正生
だれのための芸術か 木村恒久

[中平論アンソロジー]
中平卓馬という事件 浅田彰
中平卓馬は、産業社会のアンチとしてモノを見出した 李禹煥
中平卓馬からの尋問 赤瀬川原平
肉化の亀裂と縫合―中平卓馬1968-1988 伊藤俊治
言葉、文字への徹底した抗戦を仕掛ける写真家の意志 中上健次
撮ることの犯罪性―中平卓馬『なぜ、植物図鑑か』をめぐって 寺山修司

[中平卓馬略年譜]

「中平卓馬 来たるべき写真家」
河出書房新社
A5判/192ページ/並製
発行日:2009年2月28日
価格:1,500円+税