photographers’ gallery press no. 11

photographers' gallery press no. 11

photographers’ gallery press no. 11

¥3,024

年1回発行の機関誌『photographers’ gallery press』。11号目となる『photographers’ gallery press no. 11』がいよいよ2012年11月15日に発売開始!

2011年3月の東日本大震災と福島第一原発事故以来、被災状況などを記録した数多くの写真が撮影されています。災害を記録するとはどういうことか、この度の震災は写真というメディアに多くの問いを投げかけています

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〈Content〉

年1回発行の機関誌『photographers’ gallery press』第11号。

2011年3月の東日本大震災と福島第一原発事故以来、被災状況などを記録した数多くの写真が撮影されています。災害を記録するとはどういうことか、この度の震災は写真というメディアに多くの問いを投げかけています。本誌では、関東大震災直後の鉄道、圧倒的な規模の土砂災害、近代最大級のトンネル工事を記録した、3つの写真帖を約200頁にわたって収録し、伊藤俊治氏・平倉圭氏の書き下ろし原稿とともに、災害表象をこれまでにないかたちで捉え直します。また気鋭の執筆陣を迎え、これからの写真や美術、批評のあり方を導くような濃密な論考・対談を掲載いたします。

目次

伊藤俊治 『大正十二年九月一日 關東地方 大震火災記念寫真帖』解題 — “破局の時間”のモンタージュ

『大正十二年九月一日 關東地方 大震火災記念寫真帖』

『昭和九年七月 新潟土木出張所管内 直轄工事被害状况寫真』

『熱海線丹那隧道工事寫真帖』

平倉圭 断層帯を貫通する — 『熱海線丹那隧道工事寫真帖』

橋本一径 稲妻写真論

倉石信乃 ピクチャーへ — 災厄写真考

長谷見雄二 × 中谷礼仁 対談 災害の“ウラ”を読む — 東日本大震災と災害記録

豊島重之 Sigmund Freud/Symptomatic Future — フロイト、または、症候としての未来

岡村民夫 宮沢賢治と東北力

高橋しげみ 「港づくり」と「八戸づくり」 — 吉田初三郎の八戸市鳥瞰図から

久保仁志 高橋由一、〈似ている/似せる〉ことの論理 — 絵画を掘削せよ!

瀬戸正人 惜別 深瀬昌久 — 深瀬さん、向こう岸が見えますか?


photographers’ gallery press no. 11
B5判/並製/328頁
発行:photographers’ gallery
発行責任:北島敬三
編集責任:米田拓朗
デザイン:纐纈友洋
発行日:2012年11月15日
定価:2,800円+税
ISBN 978-4-907865-18-4


contents

『大正十二年九月一日 關東地方 大震火災記念寫真帖』

『大正十二年九月一日 關東地方 大震火災記念寫真帖』

『昭和九年七月 新潟土木出張所管内 直轄工事被害状况寫真』

『昭和九年七月 新潟土木出張所管内 直轄工事被害状况寫真』

『昭和九年七月 新潟土木出張所管内 直轄工事被害状况寫真』

『昭和九年七月 新潟土木出張所管内 直轄工事被害状况寫真』
『昭和九年七月 新潟土木出張所管内 直轄工事被害状况寫真』

『熱海線丹那隧道工事寫真帖』

『熱海線丹那隧道工事寫真帖』 『熱海線丹那隧道工事寫真帖』
『熱海線丹那隧道工事寫真帖』
『熱海線丹那隧道工事寫真帖』
伊藤俊治
『大正十二年九月一日 關東地方 大震火災記念寫真帖』解題──“破局の時間”のモンタージュ

「カタストロフィのイメージはとてもよく似ている…」。カタストロフィと写真、そして災害記録のアーカイヴへと展開される、関東大震災直後の鉄道被災状況を記録した写真帖の解題。

平倉圭
断層帯を貫通する──『熱海線丹那隧道工事寫真帖』

トンネル工事の記録写真は、見る者を巻き込み、「受肉」させる。芦ノ湖3杯分の湧水と空気に触れると膨らむ粘土層に悪戦苦闘するトンネル工事を記録した『熱海線丹那隧道工事寫真帖』を分析する論考。

橋本一径
稲妻写真論

稲妻の形が「ジグザグ」ではないと写真によって否定されたとき、稲妻ははたして「神話」から解き放たれたのだろうか。稲妻表象の歴史を振り返ってゆけば、写真もまた別の「神話」に囚われていることが明らかになる。

《La foudre chez soi》, L'illustration, N°3571, 5 août 1911, p.105
《La foudre chez soi》, L’illustration, N°3571, 5 août 1911, p.105

倉石信乃
ピクチャーへ──災厄写真考

撮影を誘引する磁場でありながら、撮影をためらわせもする験しの場、その最たるものが災厄の現場。災厄の現場を前に、カメラを手にする者が持つべき矜持とは。そこでもっとも問われるべき写真のやむなき特性とは。

三宅克己《戒厳令の布かれたる東京市中》、『カメラ』1923年10月号より
三宅克己《戒厳令の布かれたる東京市中》、『カメラ』1923年10月号より

長谷見雄二 × 中谷礼仁
対談 災害の“ウラ”を読む──東日本大震災と災害記録

東日本大震災と福島第一原発事故を受けて、いま災害・防災・災害記録について考えられることはどういったことなのか。過去の災害記録を見直し、災害の背景を新たな角度から掘り下げる、建築防災と建築理論の専門家による対談。

「天満方面避難の光景」、『写真画帳 大阪の大火』より
「天満方面避難の光景」、『写真画帳 大阪の大火』より