展覧会:笹岡啓子/田代一倫 “Remembrance 3.11” 連続企画展
ニコンサロン

先にお伝えした連続シンポジウムと同時期に、「Remembrance 3.11」連続企画展も開催されます。銀座、新宿ニコンサロンを使って、計8名の作家が連続して個展を行うこの企画に、笹岡啓子と田代一倫が参加します。また大阪ニコンサロンにも巡回しますので、是非ご覧下さい。
笹岡啓子写真展「Difference 3.11」
2012年3月 7日 (水)-3月13日 (火) <銀座ニコンサロン>
2012年3月29日 (木)-4月 4日 (水) <大阪ニコンサロン>
田代一倫写真展「はまゆりの頃に」
2012年3月 6日 (火)-3月12日 (月) <新宿ニコンサロン>
2012年3月29日 (木)-4月 4日 (水) <大阪ニコンサロンbis>
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▼ニコンサロンホームページより
<「Remembrance 3.11」企画主旨>
東日本大震災から一年が過ぎようとしています。甚大な被害を受けた被災地では復旧が進んでいるように見えますが、その爪痕は今なお大きく残り、多くの人々は未曾有の体験がもたらした深い悲しみやトラウマを忘れることができないまま途方に暮れ、試行錯誤の日々を続けているように思います。
写真の世界も同様です。この間厖大な写真が失われ、厖大な写真が撮られました。多くの写真家たちが被災地へ出かけ、写真にできることは何なのか、写真を撮ることとは何なのかを問われてきました。写真そのものを新たな形で考えざるを得ない状況の中で自問自答を繰り返してきたのです。
ニコンサロンでは大震災から一年という節目にあたり、8つの特別展と5つのシンポジウムを企画し、あらためてこのカタストロフィの意味を多面的な角度から省察したいと考えます。そこには起こったことを検証したり内面化したりするだけでなく、未来の問題が含まれてくるでしょう。予知できない未来を放置するのではなく、カタストロフィを宿命づけられた未来をいかにして現在に組み込んでゆくことができるのか。
Remembranceという言葉は、記憶や回想だけではなく、追悼や形見という意味も持ち、何よりも想い出すことが現在をつくりだすことを示しています。それは写真の本質とも重なってきます。
日本人の誰もが記憶を持ち、今なお語り続けているこの震災の意味を、複数の展示と対話から、再生への手がかりとして浮かびあがらせたいと思います。
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<連続企画展開催日程>
銀座ニコンサロン
2012年2月29日 (水)-3月 6日 (火) 石川直樹写真展「やがてわたしがいる場所にも草が生い茂る」
2012年3月 7日 (水)-3月13日 (火) 笹岡啓子写真展「Difference 3.11」
2012年3月14日 (水)-3月20日 (火) 新井 卓写真展「Here and There -明日の島」
2012年3月21日 (水)-3月27日 (火) 吉野正起写真展「道路2011 -岩手・宮城・福島-」
新宿ニコンサロン
2012年2月28日 (火)-3月 5日 (月) 和田直樹写真展「惨禍 -三陸沿岸部の定点記録」
2012年3月 6日 (火)-3月12日 (月) 田代一倫写真展「はまゆりの頃に」
2012年3月13日 (火)-3月19日 (月) 鷲尾和彦写真展「遠い水平線」
2012年3月20日 (火)-3月26日 (月) 宍戸清孝写真展「Home」
【巡回展】
大阪ニコンサロン/ニコンサロンbis大阪
2012年3月22日 (木)-3月28日 (水) 石川直樹写真展「やがてわたしがいる場所にも草が生い茂る」
和田直樹写真展「惨禍 -三陸沿岸部の定点記録」
2012年3月29日 (木)-4月 4日 (水) 笹岡啓子写真展「Difference 3.11」
田代一倫写真展「はまゆりの頃に」
2012年4月 5日 (木)-4月11日 (水) 新井 卓写真展「Here and There -明日の島」
鷲尾和彦写真展「遠い水平線」
2012年4月12日 (木)-4月18日 (水) 吉野正起写真展「道路2011 -岩手・宮城・福島-」
宍戸清孝写真展「Home」
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