展覧会:笹岡啓子 “歸去來兮 (かへりなんいざ)
—久万再発見 旅人のレンズ” 久万美術館

pgメンバー笹岡啓子が表記展覧会に参加します。昨年から数回にわたって滞在し、江戸後期の久万地方が描かれた遠藤広実《久万山真景図》の場所を探し、その再撮影を試みています。
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町立久万美術館2009年度自主企画展
“歸去來兮 (かへりなんいざ) —久万再発見 旅人のレンズ”
2009年9月19日 (土) —11月23日 (月・祝)
出品作家/萱原里砂、笹岡啓子、高橋あい
kuma.jpg http://www.town.kumakogen.ehime.jp/culture/muse/
http://kumabi.de-blog.jp/blog/
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奥深い自然に抱かれて、家屋が立ち並び、田畑が広がる、日本の原風景とも言うべき景観—
「歸去來兮 (かへりなん いざ) 」展は、そんな古来の豊かな山村に残る風景、景観を通じて、日本人の文化基盤、精神美を再考してみようという企画展です。
本展では、久万高原町の「名所」を含めた現在の姿を、東京で活躍を続ける三人の若手女性写真家が撮り下ろし、外部の人たちの「まなざし」で地域を見直すことによって、地域の良さを引き出し、新しい魅力を発見しようという試みです。
久万高原町の固有性とは何かを考えながら撮影される写真には、「美しい」写真ばかりとは限りません。おそらくどうしようもない町の現状も写るかもしれません。しかし、このことにより「地方」・「限界集落」の問題を、根本から問い直すことも意図しています。
なお江戸後期の久万地方が描かれた、遠藤広実《久万山真景図》 (当館所蔵) と、現代の写真家とのコラボレーションも試みます。

町立久万美術館
〒791-1205 愛媛県上浮穴郡久万高原町菅生2番耕地1442-7
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